月風魔伝
対応機種 | |
ハード | ファミリーコンピュータ |
ジャンル | アクションRPG |
発売 | コナミ |
発売日 | 1987年7月7日 |
カートリッジの絵柄は、見る角度で変わってたな!
おどろおどろしい独特の世界観を持つ純和風アクションゲーム。
本作はコナミのオリジナルタイトルだが、発売当初は某メーカーの有名ゲーム『源〇討〇伝』にソックリだと噂された。しかし、ゲームは普通に面白いので未体験の人には是非オススメしたいタイトルだ。
ストーリーをざっと説明すると、主人公は風魔という若武者で、殺された二人の兄の仇である龍骨鬼を討つべく旅をするというもの。三兄弟はそれぞれ波動剣という伝家の宝刀を持っていたが、龍骨鬼に奪われたため、それらを奪還するという目的もある。波動剣は龍骨鬼の配下がそれぞれ護っており、配下のいる島に乗り込んでいくことになる。
ゲームは基本的に2D視点の横スクロールだが、ダンジョンに入るとなぜか3D視点の迷路になる。一粒で二度おいしいと言いたいところだが、この3D迷路が苦手だったという人は多かったと思う。RPGならまだしも、アクション戦闘をこなしながらのマッピングは面倒臭いし、闘い方もコツがいるため、慣れないうちは苦戦必至だった。
ゲーム中は戦いを有利に出来る色々なアイテムが登場するが、中盤以降に登場する最重要アイテム「コマ」を取ると一気に楽になる。これは、ジャンプ中に風魔がコマのように回転して攻撃できるようになるアイテムで、回転中は無敵になるため、ジャンプボタンを連打していればほぼ無敵状態でゲームを進められる。ボス戦はおろか、最終ボス戦でも有効な手段だ。
主人公には成長要素があり、敵を倒していくと剣の力が少しずつ上がっていく。攻撃力の低い序盤はキツイので、早い段階で剣の力をある程度まで上げておく方が無難。敵が大量出現するポイントを見つけ、そこをうろつく方法がオススメ。
総評すると、このゲームの完成度はなかなか高く、今やっても充分楽しめるゲームだ。また、特にサウンドが秀逸であることでも知られている。パクリゲームの汚名を着せられたこともあるが、そんなことは関係なしに良作なのでやってみてほしい。