ザ・キング・オブ・ファイターズ '94
対応機種 | |
ハード | NEO GEO |
ジャンル | 対戦格闘 |
発売元 | SNK |
発売日 | 1994年10月1日 |
夢の競演に誰もが歓喜した…。
SNKの人気キャラクター達が一同に会する格闘ゲームの祭典!
『餓狼伝説』『サイコソルジャー』等のSNKの人気キャラクター達が総出演する格闘ゲーム。
ストリートファイターシリーズのカプコンと人気を二分するメーカー、SNKの看板シリーズとなった作品で、本作'94は記念すべき第一弾である。
当時は空前の対戦格闘ブーム真っ只中で、火付け役だった『ストリートファイター II』に遅れを取るなとばかりに、各社がこぞって類似の格闘ゲームを量産していた時代。
そんな中で御大カプコンと互角の人気を誇っていたのがSNK(現SNKプレイモア)である。
『餓狼伝説』を始め、『龍虎の拳』『サムライスピリッツ』といった人気作品を多数輩出し、確実にファン層を拡大していく中、1994年に鳴り物入りで登場した本作。出た当初の人気は凄まじいものがあり、ゲーセンに行くとほとんどのゲーマーがこれかスト IIをやっていた。
各地で対戦熱がヒートアップし、ゲーセンでのリアルファイト発生率が跳ね上がったのもこの時期である。
本作は8方向レバー+4ボタンというSNK独特のコンパネでプレイし、使用するボタンが少ないこともあり、カプコン系と比べると取っ付き易い印象がある。代わりにコマンド入力判定がややシビア寄りで、正確に入力しないと技が出なかった。おまけに、この時代は複雑怪奇なコマンド技が多く、開発者も「これでどうだ!」とドヤ顔で難解なコマンドをユーザーに提示していたような風潮があった(と思う)。
筆者はパワーゲイザー(+BC)がなかなか出せず、悔しい思いをした記憶がある。
操作系の特徴としては、ボタンが少ないために同時押しを駆使することになる。
ABボタン同時で避け、CDボタン同時でふっとばし攻撃、ABC同時でパワー溜め、ピンチの時は仲間が助けてくれるヘルプアタック、パワーMAX・瀕死時に使える超必殺技等、本作は独特のシステムが多く、ストリートファイターシリーズと差別化を図る狙いが見て取れる。が、システムそれぞれの完成度が高く、純粋に面白さへ直結しているところはお見事。
そして本シリーズ最大の目玉は、3vs3で戦うチームバトルシステムを採用している点だ。
試合は勝ち抜き方式で、一人倒すと体力が少し回復して続行。三人全員倒せば次のステージに進み、最終ボスのルガール・バーンシュタインを倒せばエンディングとなる。
ちなみに'94ではまだチームエディット機能が無く、最初のキャラ選択はチーム単位となる。そのため、変更出来るのは三人の戦う順番だけで、メンバー三人はチーム毎に固定である。
ところでこのルガールは、ギース・ハワードとヴォルフガング・クラウザーを混ぜたような感じで非常に強く、強烈な連続攻撃で怒涛の攻めを展開し、距離を離せば猛烈に飛び道具を連発。迂闊にジャンプしようものなら超反応ジェノサイドカッターで叩き落とされるという鬼のようなキャラである。
筆者は家庭用NEO GEO-CDでコンティニューを何十回も繰り返してようやく勝てた。
ゲーセンで勝利した試しが一度も無いのが悔しいところだ。
(´・ω・`)←ショボすぎ
チーム名 | メンバー名 | 特徴 |
主人公チーム | 草薙京 二階堂紅丸 大門五郎 | 人気キャラ草薙京を筆頭に、打撃の二階堂、投げの大門とバランスが良い主人公チーム。後のオロチ編では草薙のライバル・八神庵が登場するが、この時はまだマイナーだった。学ラン風の不思議なコスチュームが話題を呼び、コスプレイヤーがこぞって真似をしたとかしないとか。 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード アンディ・ボガード ジョー・ヒガシ | お馴染み餓狼からこの三人が参戦。全員が飛び道具と対空技を有するバランスチーム。餓狼伝説で培ったテクニックがそのまま使えるので使用人口は多かった。テリーのジャンプ攻撃→立ち強パンチ→バーンナックルは凶悪な強さ。 |
怒チーム | ハイデルン ラルフ・ジョーンズ クラーク・スティル | 誰もが驚いた「怒」の参戦。トップビューでちまちま戦っていたキャラが格ゲーに殴り込み。戦車に乗り込む時、仲間に手榴弾で爆破されていた頃がウソのようだ。ラルフとクラークはまだコンパチ気味で性能が似ているが、いずれも使いやすい。ハイデルンの相手の体力を吸い取るブリンガー系は決まると爽快。やはり軍人は一味違う。 |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ 椎 拳崇 鎮 元斎 | 飛び道具を跳ね返したりする不思議なサイコパワーと中国拳法で戦うチーム。毎回変わるアテナの声優※とセーラー服姿が話題となった。NEO GEO-CD版の中国ステージではアテナの歌が聴ける。※最近の声優は変わっていない |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ ロバート・ガルシア タクマ・サカザキ | 飛び道具・対空技・移動技、更に空中技と隙が無い極限流空手三人組。当時まだ三人の差別化がそれほど無く、ほとんど同じ感覚で使用出来た。覇王翔吼拳(覇王至高拳)が使い放題になったため、調子に乗って連発するプレイヤーが続出。龍虎乱舞はあっさり避けられることが多いが、決まるともの凄く嬉しい。 |
キムチーム | キム・カッファン チャン・コーハン チョイ・ボンゲ | 超真面目なキムが犯罪者のチャンとチョイを更生させる目的で無理矢理チームを結成。後のシリーズで二人の使う技が徐々にキムに似て来るところが面白い。キムはともかく、イロモノ扱いされがちなチャンとチョイだが、性能は悪くなかった。 |
女性格闘家チーム | 不知火 舞 ユリ・サカザキ キング | SNKの人気女性キャラがチームを組んで参戦。ユリの「よゆうっチ!」がかわいい。必殺技でフィニッシュされると服が破れるというサービスのおかげで負けても嬉しい。キングの超必殺技を連続で出されると非常に嫌らしい。舞の胸揺れは健在。 |
アメリカンスポーツチーム | ヘビィ・D! ラッキー・グローバー ブライアン・バトラー | いまいち影が薄い(泣)アメリカンスポーツの代表選手たち。身体が大きくリーチが長いので性能は悪くないが、人気の面で及ばなかった印象がある。ヘビィ・D!のブラストアッパーのボイスは何回聴いても「ベッパッパー」にしか聴こえない。この三人は次回作で早々と姿を消すが、'98で一度だけ復活した。 |
餓狼伝説にあったライン移動システムや、龍虎の拳の気力システム等はなくなり、通常技と必殺技を駆使して戦うオーソドックスな作りになっている本作だが、前出の超必殺技システムが対戦に更なる熱さをもたらす。
ABC同時押しでパワーを任意で溜めることが出来、MAXになると一度だけ超必殺技を使える。
そして体力が残り少なくなり、体力ゲージが赤く点滅している時は超必殺技が使い放題になる。
そのため、たとえ相手を瀕死に追い込んでも、追い詰められたネズミの如くぶっ放される起死回生の超必殺技に注意する必要があった。もっとも、出すのが難しい超必殺技を連発するには相応のコマンドスキルが求められるのは言うまでもない。
本シリーズは現在も制作され続けている人気振りで、SNKは2001年に一度倒産するも、現在はSNKプレイモアが引き継いでKOFブランドを死守している。2D格闘ゲームの雄として、カプコンと並び格闘ゲームの伝統をこれからも守り続けていってほしいと思います。
76・「ザ・キング・オブファイターズシリーズ」
THE KING OF FIGHTERS \'94 RE-BOUT(通常版)(2004/12/28)PlayStation2商品詳細を見る
発売年・1994~
機種・アーケード アーケード等
ジャンル・格闘
メーカー・SNK
お勧め度 10/...
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
主に女性格闘家でプレイしましたが、どうしても、3ステージ目で負けてしまいました。
それでも、胸揺れされ見られれば…。
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PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
NEO GEOのゲームは難しくて、自分も大体3~4面で死んでました。(´・ω・`)
CPUの超反応に苦戦したのも良い思い出です。