ストリートファイター

ストリートファイター
対応機種Arcade_AstrocityPCE_cdromWii
ハードアーケード
ジャンル対戦格闘
発売元カプコン
発売日1987年8月30日

必殺技が超強力!
対戦格闘の父・ストリートファイター。
このゲーム無くして、IIのヒットはなかった…。

ゲーセンに突然現れた屈強な筐体。
それこそが、伝説の対戦ブームを築いたゲームの祖が誕生した瞬間であった。
今ではお馴染みの画面となる、両者の体力ゲージとセットカウント、そして向き合う2人の格闘家。
この時から「対戦格闘」という一大ジャンルが急成長していくことになる。

ストリートファイター

…とは言ったものの、実際にブレイクするのは続編の『ストリートファイター II』からで、本作はどちらかというとマイナーな部類に入る(涙)。イカツイ風貌の筐体はインパクト抜群だったが、哀しいかな、それほど人気は出ずに静かに消えていった不遇なゲームである。

ストリートファイター
ストリートファイター

しかし、コンパネ回りは目を見張るものがあった。
8方向レバーとボタンが2つだけとスッキリしているのだが、そのボタンが超デカイ。ボタンの中には空気が入っており、叩いた力の強弱で技の威力が変わるという、当時としてはかなり画期的な構造になっていた。
それぞれパンチ、キックの役割があり、軽く押せば弱攻撃、強く叩けば強攻撃といった具合だ。

アイデア自体は面白いと思ったのだが、メーカーの思惑通りにいかないのが世の常である。ほとんどの人は力任せにバンバン殴ってた記憶が…
(つ´∀`;) ゲーセンの店長も真っ青!

カプコンもこうなることを予測していたのか、頑丈な筐体を作ることで有名なアタリゲームズ社に筐体製作を依頼していたとか。不特定多数のゲーマーがガンガン叩きまくってたら、やわな筐体じゃすぐにあの世逝きになるのは明白だ。

ストリートファイター
人気キャラのアドンも登場
ストリートファイター
ややモッサリ気味のフットワーク

操作はレスポンスが重く、マトモに動かすには練習が必要。
敵の攻撃を見てから避けるなんて、筆者にはほとんど無理でした!

ところで、このゲームはストリートファイターの名を冠するので、当然あの男が登場する。
「俺より強いヤツに会いに行く」で有名なリュウケンだ。
今ではすっかりお馴染みの必殺技、波動拳・竜巻旋風脚・昇龍拳も勿論使えるが、その威力たるや開いた口が塞がらない。

ストリートファイター
その威力はまさに「必殺技」
ストリートファイター
マジ凄まじい威力

最近の格闘ゲームでは、必殺技の数が増えると共に威力も減少傾向にあるのだが、このゲームは元祖ということで、節操が無い程のスーパー破壊力。
昇龍拳がまともにヒットすると体力半分は持っていかれ、波動拳ですら約3割という凄まじい強さ。
例えるなら、超必殺技を使い放題というヒャッハーな状態であり、最初から殺意の波動に目覚めているようなものである。

ただし、コマンド入力判定が超シビアで、1回で出すのは難しい。というか一発で出た試しが無い。
そうなるとガチャプレイしか残された道は無く、結局は波動コマンドを猛烈に繰り返しながらボタンを連射するという非常に格好悪いプレイに成らざるを得ない(笑)。
とはいえ、上手くハマれば昇龍拳が連続発射出来たりするので、この方がオススメかも。

登場キャラクターは、今ではほとんど見かけないヤツらばかりで哀しいが、一部のキャラは続編で復活していたりするので、その処遇の違いを探ってみると面白いかもしれない。
最後の敵のサガットは超強いが、こちらも「真・昇龍拳打ち放題」スキルで対抗しよう(笑)。

ストリートファイター
タイガーショットをモロに喰らった瞬間

余談だが、このゲームはPCエンジン CD-ROM2に『ファイティングストリート』という名で移植されており、完成度は割と高かった記憶がある。かなりのレアアイテムだと思うので、店で見かけたら是非拝んでみて頂きたい。

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ストリートファイター” に対して2件のコメントがあります。

  1. ペケペケ より:

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    ハマったのは2以降ですが、1のでかいボタンが押したくて筐体を探しまくりました。
    実際にやってみると押すというか、叩くでしたね(笑)。

  2. Bullcat より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    強く叩きゃいいってもんじゃないけど、やはりみんな殴ってましたね。
    小さなお子様なんかだと凄いことに( ´∀`)

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