覇邪の封印 攻略#1
対応機種 | |
ハード | ファミリーコンピュータ |
ジャンル | RPG |
発売元 | アスキー |
発売日 | 1987年10月23日 |
ながいたびが はじまる・・
幼い頃に挑戦し、敢えなく散ったゲーム『覇邪の封印』
最近夢で見て無性にやりたくなったのをきっかけに、実家の倉庫から発掘!
いまさら感を胸に抑えつつ、数十年の時を越えて攻略に着手してみた。
お子様時代では手も足も出なかったが、大人になった今ならクリア出来そうな気がする……。
第1話 救世主、その名はアーガス
このゲームの外箱はやたらでかく、ビデオテープのケース位の大きさ。昔のファミコンソフトはカートリッジの形状や箱の大きさにバラツキがあり、メーカー毎に特色があったものである。最初はカートリッジと説明書だけとシンプルだったのが、おまけ品や専用コントローラ、ビデオテープが同梱される等、段々と豪華な内容になっていったのもこの頃の特徴である。
本作はただ単に箱が大きいだけでなく、主人公の勇者を模ったメタルフィギュアと布製ワールドマップが同梱されているという凝った内容。
マップは紙じゃなく布製なところに制作者のこだわりが感じられてGOODだ。
オラ、わくわくしてきたぞ!
それでは早速攻略に取り掛かりたいと思うが、その前に覇邪の封印をよく知らない諸兄のために説明させて頂くと、同タイトルは元々PC版が元祖で、当時の家庭用機であるSEGA MARK IIIやファミコンにも移植されて人気を博したRPGである。
難易度は総じて高めで、システム面でもやたらパスワードが長い等の厳しい部分が多く見られる。
手っ取り早く世界観を把握して頂くためにも、説明書に記載されているストーリーを以下に掲載しよう。
"覇邪の封印"とは…
君は知っているだろうか、我々の世界とは全く別の時間と空間に包まれた世界のあることを___。
取り扱い説明書より抜粋
ここは、様々な神獣、魔獣が存在し、いまだ剣と魔法が君臨する、幻想の異世界なのだ。
その昔、この世界は大いなる恐怖に支配されていた。
バァンドゥラと呼ばれる、不気味な異次元の通路を通り、邪悪な異次元魔獣が次々とこの地へ進入し、人々は恐怖と混乱に脅かされていたのだ。しかし伝説の勇者イアソンが、自らの命と引き換えにバァンドゥラの通路を塞ぎ、この地に平和が訪れたのである。
その後、平和な時代が幾世代も続き、ここ「聖アルカス公国」でも人々は豊かな生活を送っていた。
だが、平和な日々は、いつしかバァンドゥラの恐怖をも忘れさせていったのである。
そして、その事を知る者すら数少なくなった時、不幸は再び襲いかかってきた。
_____無知なる者が、バァンドゥラの封印を取り去ってしまったのだ!
バァンドゥラの通路は再び開かれ、凶悪な異次元の軍勢を吐き出し始めたのである。
しかし、アルカスの兵は予想以上に善戦し、大いなる犠牲を払いながらも、異次元の軍勢をなんとか退ける事に成功した。…だが、たとえ一時的に敵を追い払うことはできても、このままでは敵の攻撃に怯える日々はまぬがれないであろう。やがて人々は希望を失い、山河は荒れ果て、そしていつの日か…。
しかし望みが消えた訳ではない。
アルカス王家には古くから伝わる一つの言い伝えがある。
_____「この世界のどこかに、異次元の通路を塞ぐ方法が隠されており、先史の勇者イアソンこそが唯一それを手に入れ得たのだ」_____と。
かくしてアルカスを治める長老達は、一人の若者を選び出し、異次元の通路を塞ぐ方法___「覇邪の封印」___を手に入れるべく、諸国をさまよう旅へと向かわせた。
この若者こそが、後の覇邪の勇者アーガス、即ち君なのだ。
.....説明書の筋書きはこうなっており、大体のゲームの世界がお分かり頂けたと思う。
それではいよいよ攻略開始。
ゲームスタートするといきなり放り出されるように始まる。いい感じの"突き放し感"だ(笑)。
これ、地図が無かったら居場所が全然分かりませんね。
スタート地点は「アルカス城」となっており、地図の南西端のアルカス公国にフィギュアを置く。
せっかく豪勢な地図があるので最大限に活用したいと思う。
始めて数秒で感じる違和感。視界がやたら狭い。
自分を中心に3×3マスしかフィールドが映らないのである。
おまけに城や町はフィールド上に表示されず、そこまで移動して初めて視認出来るという厳しい仕様である。これは大変なことになったぞ!(ウソ)
このIT時代に実物の地図を使うことの意味を考えつつ、まずは最も近いガリアの町を目指すことにした。