バベルの塔

バベルの塔
対応機種Arcade_AstrocityfcPs01
ハードファミリーコンピュータ
ジャンルアクションパズル
発売元ナムコ
発売日1986年7月18日

パズルゲームのお手本とも言うべき良作。
とても頭を使うアクション・パズルで、非常に高い完成度を誇る作品。

ファミコン初期のゲームだが、システムがシンプルで分かりやすく、解き方もよく考えればいつかは解ける絶妙なバランス加減が心地良い良作であり、筆者の中では『ソロモンの鍵』と並ぶ名作パズルとして今なお君臨しているゲームである。

バベルの塔
バベルの塔

ルールは単純で、L字型のブロックを上手に活用しながらゴールの扉に入ればクリア。最初はブロックの使い方に戸惑うかも知れないが、ゲームに慣れてくるとジワジワと面白くなり、そのままどっぷりとハマッてしまうプレイヤーも多かった。

主人公のアクションは左右移動とブロックの持ち上げ・下ろしのみで、ジャンプはできない。高い位置に移動するには、画面内のブロックを積み上げていく必要があるが、ブロックは必ずL字型をしており、階段のように上れる反面、反対側からは上れないので注意。但しブロックの向きを変えるテクニックを活用すれば問題無く、このゲームの最重要テクニックともなっている。

具体的には、ブロックを持ち上げたまま別のブロックの中段に立ち、ブロックを下ろす。そして、下ろしたブロックを跨いで反対側から持ち上げれば、ブロックの向きを変えることができる。言葉で説明するのが難しく、分かりにくいと思うので以下の連続写真を参考に。主人公が持ち上げているブロックの向きが変わっているのがお分かりだと思う。

バベルの塔
バベルの塔
バベルの塔

ブロックに関してはいくつか注意点がある。まず、ブロックを持ち上げたまま段差から落ちると、潰れて死んでしまう。1ブロック分の段差でもアウトなので注意。

次に、主人公にはパワーというパラメータがあり、ブロックを持ち上げる度にパワーを1ポイント消費する。画面左上の数値がそうで、ゼロになった状態でブロックを持ち上げると潰れて死ぬ。ゼロになると主人公が赤く点滅するので、そうなったらパワーを回復させる壺が出るのを待とう。

バベルの塔
壺を取るとパワーが1ポイント回復

それから、ブロックは階段状に積み上げていくことが可能。下の段のブロックと同じ向きですぐ隣に積むと、下に落下せずに空中で止まるという特徴がある。要は階段状にすればよく、これを知っておかないと攻略できないので必ずマスターしよう。

バベルの塔
バベルの塔

そして注意点はもう一つあり、ブロックを下ろす際に床や他のブロック等に当たって失敗しても、パワーはしっかりと消費される。下ろす時は丁寧に扱おう。

バベルの塔
ブロックを下ろすスペースが大事

面が進むと敵キャラが登場するようになるが、ブロックで押し潰すことが可能。タイミングを身体で覚えよう。

バベルの塔
敵が真横に来た時がチャンス

万一、地形に閉じ込められてハマッてしまい、敵も居ないという状態になっても、セレクトボタンで自爆できるので心配無用。ゲームオーバーになっても面セレクトができるので攻略に没頭できるぞ。

ルールは単純ながらも奥深い戦略性が求められる本作は、まさにパズルと呼ぶにふさわしい名作として今後も語り継がれることでしょう。個人的にはもっと評価されてもいいゲームだと思います。

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バベルの塔” に対して1件のコメントがあります。

  1. もぐら より:

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    バベルの塔は名作ですね。
    オープニングの音楽も大好きです。
    後半の難易度のキツさは異常・・・
    あのどうにもならなくなったときの自殺ボタンを押すときは切ない・・・

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