サラダの国のトマト姫
対応機種 | |
ハード | ファミリーコンピュータ |
ジャンル | アドベンチャー |
発売元 | ハドソン |
発売日 | 1988年5月27日 |
童心に還ってメルヘンの世界を旅してみないか?
非常にオーソドックスなコマンド選択型アドベンチャー。
サラダの国を統治していたオニオン王が、カボチャ大臣の謀反に遭い、娘であるトマト姫を拉致されサラダの国も乗っ取られてしまう。姫を奪われたオニオン王はショックで倒れ、カボチャ一族が好き放題に圧政を敷く中、姫と国を取り戻すべくキュウリ戦士が立ち上がるというストーリーである。
もうお分かりだと思うが、このゲームの登場人物は野菜や果物をモチーフにしたものとなっており、絵本の世界を冒険しているかのような感覚を味わえる。また、難易度もそれほど高くはなく、詰まってもコマンド総当たりでほとんど切り抜けられることから、ゲーム初心者やお子様のみならず女子にも好評だった。
ゲーム中は選べるコマンドが多く、一見すると面倒な印象を受けるが、実際によく使うコマンドは限られており、慣れてくるとそれほどストレスは感じない。複雑な謎解きも無く、ちょっと考えればすぐ分かるくらいのレベルなので、独特の世界観を堪能するのに専念できるだろう。
ファミコンのゲームには珍しく、文章の文字が大きめで漢字も使用されているのでとても読み易いのは好印象。この頃のハドソンゲームによく見られるクオリティーであり、テキストを読みながら想像力を掻き立てる必要があるアドベンチャーゲームにとって、文章の読み易さというのは非常に重要なファクターだと思う。
前述のとおり、物語の主人公はキュウリ戦士。サラダの国とトマト姫を救い出すため、国へ向かう道を歩んで来るところからゲームスタート。最初のセロリの森で出会う柿っ八を仲間に加え、様々な冒険を繰り広げていく。
余談だが、当時のゲーム雑誌「ファミリーコンピュータ・マガジン(通称ファミマガ)」で人気の裏技コーナーで紹介されていた有名なウソ技があり、それはこの「柿っ八」にまつわるものだった。あることをすると柿っ八の顔が種になってしまい、最初の「柿っ八でーす」の台詞が「種っ八でーす」に変わるというしょうもない内容だったのを覚えている。ゲームの冒頭で裏技を検証できるので、すぐさま全国のファミっ子達がこのウソ技を試したことだろう。勿論、筆者もその中の一人である。
ゲームは終始のほほんムードで、間違ってもバイオレンスな描写は皆無である。だが、主人公は戦士なのでどうしても戦わなければならない場面が来る。こういう世界観なので戦闘システムはどういう風になるのだろうと興味深く待っていたら、ジャンケンによるあっち向いてホイだった時の脱力感は今でも忘れない。
全体的にゲームの完成度は良好でグラフィック・文章とも見やすく、とても遊び易い部類に入ると思う。テーマがやや子供向けのきらいがあるが、大人であっても子供心に戻ってやればいいだけの話なので、現代社会に疲れた大人にこそ遊んでもらいたい一本である。
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元々はPCで出たゲームですよね^^
子供心にパソコン欲しいな~っと思って…
PC系の雑誌を買って来てパソコンを買ったらこれやりたなぁと思っていました。
結局、FC版もPC版もPLAYした事が無かったんですけど><
よいこの有野さんがMCをしているゲームセンターCXでこのゲームをクリアすると言う企画の時…
keiもPLAYしている気分で見た事も思い出しました^^
結局、それを見たら満足して『まっ、いいかっ!』となっちゃいましたけど☆ミ
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こんにちは、◆kei◆さん。
よくご存知ですね。おっしゃる通り、元はPCのゲームです。
可愛らしいキャラクターデザインは、女子にも受けが良かったと思います。
そんなに難しくないので、アドベンチャーの練習に最適ですね。