ミシシッピー殺人事件
対応機種 | |
ハード | ファミリーコンピュータ |
ジャンル | アドベンチャー |
開発元 | トーセ |
発売元 | ジャレコ |
発売日 | 1986年10月31日 |
難易度は特A級。あまりにも冷たい容疑者達…。
船内で起きた殺人事件を解決するのが目的。
激ムズ。(´・ω・`)
主人公チャールズは助手のワトソンと共に行動し、事件の推理・捜査を行っていく。よく間違えられるのは、主人公はチャールズであって、シャーロック・ホームズではないこと。助手はワトソンですけど。
舞台はミシシッピー川をクルーズするデルタ・プリンセス号内部。ニューオリンズへ向かうチャールズ達が、船内のお客達に挨拶しようと部屋から出るところから物語が始まる。各部屋を回る中、4号室へ入ったチャールズ達は死体を発見してしまい、ここから捜査が始まる。
ところが、このゲームの難易度は伝説クラスの高さを誇る。なにしろ容疑者達は証言を一度しか言わず、以降は「もういいました」の一点張り。しかも、一人につき証言は3つまでしかメモを取れないという使えないワトソンの能力もあって、果たしてこのゲームはクリアできるのか疑問に感じる次第である。更に、お約束の足の遅さに加え、容疑者を任意の場所まで連れて行くのも一苦労だし、誰が仕掛けたのか、謎の罠がチャールズを襲う部屋もある。
チャールズ達の部屋は3号室であり、人間の心理から考えると、隣の1号室から順番に調査したくなるのが心情と言える。その1号室に入った途端、まさかの落とし穴→死亡→タイトル画面というコンボを喰らって一瞬でやめたのは筆者だけではないはず。あと16号室に入るとナイフが飛んでくる。かすっただけでも死ぬので入らないように。
全編を通じてセリフが平仮名なのもツライ。推理モノなのに文章が読みづらいのも、やる気を削がれる材料になっている。濁点が一文字に数えられているのも地味に読みにくさを後押ししている。証拠品をゲットした場合、自室で調べることができるらしいのだが、正直手に入れた試しが無い(笑)。
昔のゲームにしては色々なことができるも、スローなテンポが漂う中、根気よく捜査を続けて犯人を暴く前に自分自身がコントローラを投げ出さないよう気をしっかりと持たなければならない。ゲームって楽しいからするものなのに、何で根性が必要なんでしょう…。(´・ω・`)