フィールドコンバット

対応機種
ハード	ファミリーコンピュータ
ジャンル	シューティング
発売元	ジャレコ
発売日	1985年7月9日

敵を捕まえるという発想は良かったが……。
悪の科学者から世界を救え！
敵をキャプチャーして自軍を強化する異色のシューティング。

プレイヤーは地球連邦軍となり、ジェネシス-3という円盤型戦闘機を駆って戦うゲーム。
敵の兵士や戦車は元々味方で、世界征服を目論む天才科学者フォゾムに洗脳されているという設定。
こいつらを正気に戻すには、キャプチャービームで回収し、自軍のユニットとして再出撃させればよいのである。この「敵を捕まえて味方にする」という発想は当時斬新で、いかにも戦略的なキャッチで期待させたが、哀しいかな、あまり面白さに結びついていなかった印象がある(泣)。

ステージは全6面でループ制。
縦2画面分の任意スクロールで、最上部の砲台4門を破壊してゲートを潜ればクリアとなる。

ジェネシス-3は移動がトロく、敵弾をとっさに避けるような俊敏な動きは期待出来ない代わりに、攻撃に便利なミサイルと重要兵器キャプチャービームを装備している。前に出ている照準を目安に敵ユニットを攻撃・捕獲し、戦いを制していこう。ミサイルはAボタンで発射。着弾するまで若干時間が掛かるため、敵の進行上に置いておくように撃つと良い。

次にこのゲームを象徴するキャプチャービームについて。
使い方は、敵ユニットに照準を合わせてBボタンを押すと捕獲出来る。注意したいのは、捕獲中の数秒間は身動きが全く取れないという点。敵が沢山いる状況で何も考えずに捕獲しようとすると、周りの敵から攻撃されて昇天するケースが多く、このゲームの死亡原因の9割はこれだろう。
捕獲した敵は自軍の駒としてストックされるのでなるべく増やしたいところだが、この点には十分注意する必要がある。

自軍のユニットは画面右下に表示されており、十字キーで切り替えてA＋B同時押しで出撃させる。ただ、あまり役に立たないので戦力は期待出来ない。せいぜい敵の注意を引き付けるくらいだろう。

それよりも、自軍ユニットを拉致する嫌らしいディオロフを破壊するための囮にする方が効果的だ(笑)。
ディオロフはフラフラと飛んで来て弾を撒き散らし、動きが速い上にキャプチャービームが効かない。
普通に戦うと倒し難い相手だが、味方をさらう時はUFOキャッチャーのようにつまみ上げて真上に移動するという特徴があるので狙いを付けやすく、しかも高得点をゲット可能。
無視してもいいが邪魔になる時はこの方法で倒すのがお勧め。

ところで、しばらくこのゲームをやっていると、…うすうす気付くかもしれないが、無理にキャプチャーするよりも結局はミサイルだけで戦っていた方が安全だったりする。
(´・ω・｀)

永久ループする近未来の戦い…。
百戦錬磨のゲーマー諸氏といえど、果たしてどこまで付き合えるか…！？(笑)。