スプリガンmark2 RE-TERRAFORM PROJECT
対応機種 | |
ハード | PCエンジン SUPER CD-ROM2 |
ジャンル | シューティング |
開発元 | コンパイル |
発売元 | ナグザット |
発売日 | 1992年5月1日 |
ドラマチック・シューティングの本領発揮!?
ドラマシーンが頻繁に入って喋りまくるシューティングゲーム。
PCエンジンSUPER CD-ROM2で出ていたナグザットの横スクロールシューティングゲーム。
先に発売された『精霊戦士スプリガン』の続編的な位置づけだが、世界観からゲームシステムまで中身がガラっと変わっており、ほぼ新作といえる代物になっている。
ドラマチック・シューティングと銘打つだけあり、ゲーム中はとにかくキャラクターがよく喋る。
そしてシナリオを見ても、テラフォームされた火星を舞台に戦争が始まり、仲間の裏切り、新型機の強奪、機体の乗り換え、戦友の死、大気圏突入、コロニー落とし…と、どこかで聞いたようなキーワードがズラリと並ぶ様からは、どうしてもガンダムチックな匂いがするのは直撃世代にとって仕方が無いところか。
地球人口の爆発的な増加により、人類が火星に進出・移住している未来世界。
火星のテラフォーム(地球化)が進み、一時の平和を治めていた人類だったが、ここ火星では、A国とS国の2大強国が領土拡大を巡り極度の緊張状態にあった。
両国の小競り合いが続き、いつ大規模な戦争になるかという一触即発の状態の中、現地住民は不安に陥り、確実に疲弊していった。
そうした中、A国のアームド・アーマー(以下AA)のパイロットにして主人公のグレッグ・アーウィン少尉は、新型AA「スプリガン」の重力下テストのため、地球から3週間かけて火星に到着。
ゲームはここからスタートとなる。
アームド・アーマーとは「ARM」と「ARMOR」を組み合わせた造語で、人型汎用兵器の呼称である。
要はモビルスーツみたいなものと思っていい。
ちなみに主人公の声優は機動戦士ガンダムZZのジュドー・アーシタと同じ矢尾一樹氏である。
ステージ開始前はビジュアルシーン、戦闘中はキャラクターの台詞が随時カットインされるという、シナリオ重視の作りになっている本作。ストーリーでガンダム世代の心をがっちりキャッチし、シューティングファンには4段階に調節可能な難易度で対応している。
ゲームは全8ステージの横スクロールシューティングで、各ステージ最後にボスが出るオーソドックスなタイプ。特徴的なのは、戦いの最中にカットインされるキャラクター達の会話で、これがかなり頻繁に差し込まれる。
演出中は時間が止まるのでストーリーに集中出来るものの、若干テンポを悪くしている感は否めない。
「俺は純粋にシューティングをやりたいんだよ!!」という鼻息荒いシューターの方は、設定で演出をOFFにしよう。
AAの操作は、十字キーで8方向移動、I ボタンで方向転換(左右)、II ボタンでショット、セレクトボタンで武器の変更、RUNボタンでポーズとなっている。
敵は上下左右あらゆる方向から出現するので、I ボタンで変えられる左右の向きと、様々な攻撃範囲を持つ特殊ウェポンを駆使してカバーしよう。
自機の当たり判定が若干大きめで回避に苦労するだろうが、シールドというライフ制のおかげで一撃では死なず、しかも時間経過で少しずつ回復するようになっているので、多少の被弾はあまり気にしなくていい。ただし後半になると敵の攻撃が激化し、喰らいながらのゴリ押し戦法では通用しなくなってくるため、出来れば普段から一発も喰らわない位の気持ちでいた方が良さそうである。
RUNボタンのポーズ中はスピード調整が可能で、4段階までの変速に対応(中盤乗り換える新機体は5段階)。
速過ぎるとかえって操作が難しくなったりするので、敵の攻勢がゆるい序盤のうちに自分に合ったベストな速度を見極めておくことを勧める。
攻撃手段は、基本のショットに加え数種類の特殊武器を使い、セレクトボタンで変更可能。メインショット以外は弾数制限があり無闇には使えないが、弾数はステージクリアでリセットされるので、温存し過ぎると勿体ない。理想は、道中の強めの雑魚には適度にバラ撒き、ボス戦で使いきるとよい。
普段の攻略としては、特殊武器の性質を早めに理解して強い雑魚には惜しまず使い、ボス戦では虎の子の強力兵器をぶっ放すのが有効。
お勧めはビームセイバーで、ボスの下側に張り付いて猛連打すれば大抵勝てる。このビームセイバーは非常に便利な武器で、大型の敵に対して絶大な威力を発揮。迷ったらとりあえずこれを使うとよい。
他には、ゲーム後半で使えるようになるバニシングバスター(極太ビーム)も使える武器だ。
ゲーム中盤の月面での戦い。
地球に脱出を図る主人公達に迫る火星政府軍の攻撃が激化し、次々と仲間のAAが散ってゆく。
グレッグ所属のガーネット小隊も苦戦を強いられ、遂にはグレッグのAAも被弾してしまい、爆発寸前に追い込まれてしまう。
と、その時、瀕死の月面基地から緊急無線を傍受。
新型AAを射出するので誰か受け取ってほしい、という内容だった。
射出座標は偶然にしてグレッグの居る位置から近い。
一か八か、新型に乗り換えるべく接近するグレッグ。
爆発寸前であるため、ダイレクトに乗り込むところがシビれる瞬間だ。
ここでようやく、タイトル画面に出ていたスプリガンmark2のご登場となる。
この機体を絶対に敵に渡す訳にはいかない!
愛機バーソロミューを失ったグレッグは、最新機体スプリガンmark2に搭乗することになり、ここからは複数の武装パターンから選択して換装出来るようになる。
A装備、B装備…といった具合で、各ステージの戦況に見合った装備をチョイスする必要がある。
選択を誤ると苦戦必至なので注意。
ステージが進み、戦局は混迷を極める。
火星、月面から地球へと戦場が変わり、段々と敵の黒幕と真の目的が明らかになってくる。
ガンダムファンなら先が読めてしまうのは致し方ない(笑)として、最後の敵要塞に乗り込む辺りは俄然盛り上がるぞ。
この戦争がもたらすものは一体何なのか?
グレッグ少尉の運命は?
是非プレイヤーの目で確かめよう※。
※難易度HARD以上で真のエンディングを拝めます
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な、なんかすごいドット絵ですね! 綺麗です!
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こんにちは。
レトロといえばやはり緻密なドット絵です!
ドッターの職人業には本当に頭が下がります。
スプリガンmark2も地味にグラフィックが綺麗ですね。