ファイヤープロレスリング コンビネーションタッグ
対応機種 | |
ハード | PCエンジン |
ジャンル | スポーツ |
発売元 | ヒューマン |
発売日 | 1989年6月22日 |
ファイプロの略称でお馴染み。
幾多のプロレスゲームを輩出する、ヒューマンの出世作!
PCエンジンで彗星の如く現れたプロレスゲームで、タイトルにあるとおりタッグマッチでプレイすることが可能。
これまでのプロレスゲームは、リングを正面から見たアングルがほとんどだったが、本作は斜めから見た構図になっているのが大きな特徴。技の種類も多く、場外乱闘・プランチャー・トップロープ有りと一通りプロレスらしいアクションが可能となっている。
本シリーズは、極限まで描き込まれたドット絵レスラーの細かい動きと、マニアックな演出の数々でプロレスファンのハートをがっちりキャッチし、続編以降で徐々に固定ファンが定着するようになった。
今やリアル志向プロレスゲームの代表格として、ヒューマン=プロレス=ファイプロの黄金パターンが確立するキッカケになった記念すべき1作目がこれである。
登場レスラーは16人と、当時としてはかなり多い方。
一応、全員オリジナルデザインだが、どこかで見たような風貌で、名前も本名をもじって付けられたような感じである。
サンダー・龍なんてモロ天龍だし、マッド・タイガーはどう見てもタイガー・ジェット・シンにしか見えない。
この微妙に似ている確信犯的キャラデザインは後の続編でも受け継がれており、本シリーズの大きな魅力でもある。
残念ながら本作はエディット機能が無いので、リネームして遊ぶことは出来ない。
友達や家族と遊んだ方が楽しいが、比較的ユルいCPUをボコボコにしてストレス解消するのもお勧め。
試合が始まったら、まずパンチやローキック等の小技で痛めつけ、ある程度体力を削ってから大技を掛けるのが基本。
技の掛け方は、相手と組み合って腰を落とした瞬間にコマンドを入力する方式で、コマンド入力が早かった方が勝つようになっている。連打はダメで、タイミングを計って目押しする必要がある。
相手の体力が多い状態で大技を掛けようとしても返されてしまうので、試合序盤での削りが重要である。
鉄柱攻撃や凶器攻撃等の特定の技をヒットさせると、一定の確率で流血させることが可能で、流血状態になると体力の回復速度が大幅に遅くなるので有利になる。意識して狙うといいだろう。
筆者は延々と鉄柱にハンマースルーし続けるのが大好きで、当時同じことをやっていた人は全国にかなりいたと思う。
鉄柱にぶつける音とゴングの音が同じなのはご愛嬌。(´∀`)
聡明なゲーマー諸氏はプロレスのルールをご存知でしょうが、一応試合の勝利条件を説明すると、フォールで3カウントを奪う・間接技か絞め技でギブアップさせる・場外で20カウントを奪う、のいずれかである。
体力ゲージ等のステータス表示が一切無く、自分・相手キャラの残り体力や、身体の故障箇所なんかは感覚的に把握する必要があるが、この辺はやり込んでいれば大体分かってくるので問題無いでしょう。
CPUは頭が悪く、ひたすら自キャラに向かって来るだけなので、こちらの打撃技が面白いようにヒットする。
試合に勝つだけなら、徹底的に痛めつけてダウンさせ、関節技を掛ければものの数分で勝てる。
試合を堪能したい場合は、わざとギブアップを奪わずに、時間切れだけ注意しつつ、気の済むままに痛めつけまくるのもいい。本作はまだTKOという要素が無いので、安心?してボコボコにしよう(笑)。
昔はよくこれでストレス解消したものです。