北斗の拳
対応機種 | |
ハード | SEGA MARK III |
ジャンル | アクション |
発売元 | セガ・エンタープライゼス |
発売日 | 1986年7月20日 |
「お前はもう死んでいる…」
ゴールデンウィーク特別企画「北斗祭り」開催(笑)。
第一弾はセガから出ていたタイトル。
汚物は消毒だぁ~っ!!!!(あいさつ)
…ということで、毎回いきなり始まる企画ものです。
今回の「北斗祭り」のトップを飾る記念すべきタイトルは、SEGA MarkIII版「北斗の拳」。
同時期に出ていたファミコン版とどっこいどっこいな扱われだった記憶があるものの、そんなことを気にしてはいけない。今見ると内容的にはショボイかもしれない(失礼)が、バラバラに砕け散る敵や北斗神拳奥義がちゃんと再現されており、当時としてはかなり頑張っていたゲームである。
そんなMarkIII版北斗の魅力を余すこと無くご紹介しよう。
ゲーム内容は全6ステージで構成されており、基本は横スクロールのアクションゲーム。
操作は十字キーで移動、でしゃがみ、でジャンプ(でハイジャンプ)、ボタンでパンチ、キックとなっている。絶え間無く向かって来る雑魚を蹴散らしながら進んで行き、時々出る中ボスを撃破しながら更に進むと、面の最後でボスが登場。
激闘の末、見事ボスにトドメの一撃を喰らわせると必殺の北斗神拳が炸裂し、華麗にひでぶ!!となったところで次のステージに進む流れになっている。
ゲームが始まると、雑魚が猛烈な勢いで次々と突っ込んで来るので、パンチやキックで撃退していく。
倒すと「ボゴッパァーン!!」とバラバラに散る様子が爽快。
最初のステージ、サザンクロスタウンではいきなり4人もの中ボスが登場するが、ジャンプキックを主体に落ち着いて闘えば問題無い。
ジャンプして来る中ボスは着地地点に技を重ねると楽。
プレイ動画を参考にして頂けると幸いです。
飛び道具を使うスペードと、普通に闘うと倒せないハート様だけ注意。
2面に入ると雑魚がジャンプして来るようになり、更に背景の屋根やドラム缶といった乗れる足場が登場するため、難易度が飛躍的に上昇する。
屋根等に乗った雑魚は予測困難な動きをし、突然降って来たりするので、その動きにも注意する必要がある。
1・3・4面は足場が無いシンプルなステージで、2・5面は足場のあるステージとなっている。
ちなみに雑魚を一定数倒すとケンシロウの体力が少しずつ回復するようになっているので覚えておこう。
激闘をくぐり抜け、ボスのところまで到達するとキャラがでかくなり迫力が増す。
この時、体力が全快するので一安心だ。
ボスよりも雑魚や中ボスの方がキツイこのゲームにおいて、ボス戦はある意味ほっとします。
各面のボスは攻撃・倒し方にパターンがあり、コツを掴めばノーダメージで倒すことも可能。
体力を削っていき、トドメの一撃を与えればド派手(笑)な北斗神拳が発動する。
ファミコン版ではショボかった(失礼)だけに、ファンには嬉しい演出だ。
ボスはシン、カーネル大佐、デビルリバース、トキ、サウザー、ラオウの順に登場。
なぜかジャギ様が出て来ないのが残念。
それぞれ特徴と攻略法を紹介。(カッコ内は奥義)
■シン(北斗百裂拳)
常にケンシロウと一定の距離を取り、3発で1セットの連続攻撃をしてくる。
1~2発目をスカしてパンチを当てるといい。
■カーネル大佐(北斗壊骨拳)
離れると飛び道具を使うので接近戦を挑もう。
近づくと距離を取ろうとするカーネルを追いかけながらパンチを当てていく。画面端でハメると楽。
■デビルリバース(北斗七死星点)
容量の都合か、このボス戦だけはデカキャラにならない。
飛び道具をハイジャンプで避けつつジャンプキックを頭部に当てる、を数回繰り返せば倒せる。
踏まれると即死なので注意。
■トキ(トキは倒せず柔の拳を伝授してくれるという設定)
このゲームで1・2を争う強さで、普通に攻撃しても避けられつつカウンターを喰らう。
まともに闘うと苦戦するが、実は画面端でキックを連打するだけで勝てる。
■サウザー(北斗有情拳)
頭・胸・腰・足の順に攻撃しないとダメージを与えられないという特殊なキャラ。
連続攻撃と斜め45度の飛び蹴りをしてくるが、回避は簡単。
■ラオウ(わが生涯に一片の悔い無し)
まともに闘うとかなり強いので、ジャンプキックを地道に当てていく方法が確実。
ラオウが跳んだら着地地点に技を置いておくといい。
最後の6面だけは道中の雑魚戦が無く、ラオウとの対決のみである。
死闘の末、見事トドメを刺すと原作で有名な台詞を吐いて昇天するラオウ。
その後はユリアとの感動のご対面だ。
本作は、数々のゲーム機で制作された「北斗の拳」の中では、敵を葬る爽快感と北斗神拳の再現共になかなかの出来で、割とお勧めしたいタイトルである(少なくともファミコン版よりは)。
現在はPS2のセガエイジス2500シリーズに移植されている他、Wiiのバーチャルコンソールでもプレイ可能。
この後、世紀末覇者との最終決戦へ……