エレクトリシャン
対応機種 | |
ハード | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
ジャンル | アクション |
発売元 | コトブキシステム |
発売日 | 1986年12月26日 |
全編に漂うマイナー臭を感じ取れ!!
大停電に見舞われた都市の救世主は君だ!
ケムコが贈るエレクトリック・アクションゲーム。
ここは、とある大都市。
突然の大地震により都市インフラが完全に機能停止し、街は一瞬にして暗黒の世界となってしまう。
プレイヤーは電気技師として断線した電気コードを繋いでいき、街の灯りを復旧していくというゲームである。
どことなく漂うユルめな雰囲気に一抹の不安を感じつつも、やっていた頃の記憶を呼び覚まし、24年の時を超え、今更ながらレビューしてみたいと思います。
『ゼルダの伝説』によく似たネーム登録画面(この頃のディスクゲームはみんなこうでした)で好きな名前を入力してゲームスタート。
ビルの中で切れている電気コードを繋げていく作業を行い、ビル内の電気を完全に復旧するとクリア。
外へ出て次のビルを目指す、という流れ。
黄色のコードは通電しているコードで、このコードの間(断線している区間)を繋げていく。
Bボタンを押しながら移動すると、緑の電気コードを引きながら歩く。この緑のコードを使って黄色のコード同士を繋げば通電するという訳だ。
電気が復旧した部屋は明かりが点くぞ。
横だけでなく、上下にある部屋の引き込み線も忘れずに繋ごう。
あちこちに居るお邪魔キャラが緑のコードを切ってしまうが、その時は再度繋ごう。
主人公は武器を持たず、敵を直接攻撃出来ないが、一部の敵は上から踏ん付けることが可能。
また、通電後のコードに敵が触れると感電し、勝手に死んでくれる。
ジャンプ軌道は固定タイプで、ハシゴや通路から落ちると垂直に落下する。
あまり高い所から落ちると死ぬので注意したい。
画面中央辺りまでが安全領域で、それ以上の高度だとアウトだ。
幅の広い穴を飛び越える時が最も危険で、自信が無くて安全にいきたい場合は、ハシゴで丁寧に移動しよう。
一つのビルをクリアすると地下へ潜り、下水道を通って次のビルへと移動する。
なんで地上を歩かないんだよと思うかもしれないが、こういうゲームなので仕方が無い。
Bボタンで懐中電灯を灯し、慎重に進んで行こう。
懐中電灯は明かりに使うだけでなく、一部の敵に照射して倒すという、武器としての役割もある。
最下段の水路に落ちると死ぬが、動く床に乗って先に進める。
次に入るべきビルの入口には「IN」と書かれているので、そこを目指すことになるぞ。
地下は単なる移動ステージなので、さっさと先に進めよう。
基本的にこの流れでゲームは進む。
特に展開に起伏がある訳でも無く、割と淡々と進行するので「特徴が無いのが特徴」という、よく分からない空気を味わえる数少ないゲームでもある。
数多の濃いケムコ作品群(失礼!)に比べると、地味な印象は拭えない。
( ´∀`)配線マニア推奨。