ジーキル博士の彷魔が刻
対応機種 | |
ハード | ファミリーコンピュータ |
ジャンル | アクション |
開発元 | アドバンスコミュニケーションカンパニー |
発売元 | 東宝 |
発売日 | 1988年4月8日 |
システムを理解するまで苦労するゲーム。正直キツイ!
オーソドックスな横スクロールアクション…と思いきや!?
不気味で素っ気無いタイトル画面を堪能して下さい……。
主人公はジーキル博士。自宅研究所から出て、ひたすら右に進んで行くゲーム。ストーリーや主人公の生い立ち等の説明が一切入らないので目的が全然分からないのだが、「とりあえず、右に進めばいいんだな?」といった感じでプレイするのが吉だろう。ただし、何も考えずに進んで行くと確実に「死」が待っているという恐ろしいゲームである。
ジーキル博士には体力値の他にストレスというパラメータが存在し、ダメージを受ける度に蓄積されていく。そして、ストレスメーターが最大まで溜まると人格が豹変し、もうひとりの姿である「ハイド氏」になってしまう。いわゆる、ジキルとハイドのゲーム版である。
ハイド氏になると(実際はジーキル博士の悪夢の世界)強制スクロールに変わり、進行方向は逆の左側となる。また、これまでの明るい町並みが一変し、廃墟が連なる不気味な暗黒世界に成り果てる。
得体の知れない化け物を倒しながら進むことになるのだが、ハイド氏になるとジャンプ力が上がり、パンチと飛び道具が使えるようになる。化け物を倒すと少しずつストレスが減少していき、ゼロになるとジーキル博士に戻ることができる(悪夢から覚める)ので、なるべく早く正気に戻ろう。というのも、ジーキル博士の時に進んだ距離より、ハイド氏が進んだ距離が上回ってしまうと、雷に打たれて死んでしまうからだ。何も考えずにプレイしていると確実にこの死に方をするので、何度もプレイして慣れる必要がある。そこで、筆者なりに編み出したテクニックを少しばかり紹介しよう。
ジーキル博士のターンで最も重要なのは、ダメージを喰らわないこと。当たり前のことだが、ストレスという極悪システムのおかげでその重要性はかなりのウエイトを占める。注意したい点は以下のとおり。
- 少年が走ってきて、パチンコを飛ばす構えを見せたらしゃがんで避ける。
- 紫の服に青白い顔の紳士は爆弾魔で、近づくと爆弾を置くのですぐに離れること。爆弾に火が点いたらすぐに建物の中に入ってやり過ごすのも有効。また、爆弾魔から走って逃げる町人に轢かれるとダメージを受けるので注意。
- 二階の窓に顔色の悪い婦人がいる建物に入ると、なぜか体力が回復する。
- 走ってくる犬に触れるとダメージを受ける。ジャンプで避けよう。
- 善良な町人を攻撃すると、逆にダメージを受ける。
特にこれくらいしか注意点が見つからず、何度やっても先に進むことができなかった(単に筆者がヘタレなだけだが…)。
ジーキル博士の進む先には一体何が待っているのか……。残念ながら、それを知る術を持たない筆者では無理でした。無念(´・ω・`)。