ロボコップ

ロボコップ
対応機種fc
ハードファミリーコンピュータ
ジャンルアクション
発売データイースト
発売日1989年8月25日

迫力あるデモ画面がウリだが、それ以外は果たして…?
昔懐かしいアクション映画をゲーム化したタイアップ作品。

映画「ロボコップ」(1987年 監督ポール・バーホーベン)をリアルに再現しようと、データイーストが珍しく(笑)真面目に作った感があるアクションゲーム。ロボコップの動きや細かい仕草が中々凝っており、デコらしからぬ仕事っぷりが伺える。ちなみに初めてゲーム中のロボコップを見た時はターミネーターにしか見えなかったという感想は比較的どうでもいい。

ロボコップ
ロボコップのドアップシーン
ロボコップ
デモはリアルで頑張ってる感が強い

ゲームは映画のとおり、デトロイトの平和を守るためにロボコップが出動するところから始まる。といっても、最初はロボコップの攻撃手段はパンチのみ。一応コップなので、素手で襲ってくる悪者に対してロボもパンチで応戦するその姿は、まさにコップの鑑と言えるだろう。ある程度進み、悪者が銃火器をぶっ放してきたら、いよいよロボコップも銃を抜く。この時、ちゃんと太腿部から取り出すという芸の細かさはファンには涙モノ。弾数制限は無いので容赦無く撃ちまくろう。斜めや真上にも撃てるぞ。

防御の面においてもコップに死角は無い。セレクトボタン押しっ放しでガードが可能で、敵の方を向いていなくても攻撃を防げる上、火炎放射だろうが爆弾だろうが問答無用でガード可能。さすがロボ。一度攻撃を防ぐとガードポーズが解ける点のみ注意。

ロボコップ
ロボコップ

…と、ここまでロボコップの魅力を紹介してきたが、残念ながらダメポイントもしっかりと存在する。その内容について説明しよう。

まず、ロボコップ最大の弱点はジャンプができないこと。ロボなので仕方が無いかもしれないが、動きがトロいことこの上なく、スピーディーかつ縦横無尽に動き回る敵に対し、上手く立ち回れないとサンドバッグ状態になってしまう。打たれ強いのが救いだが、細かいダメージも蓄積すれば致命傷になるので、ガードも上手く使い乗り切ろう。

次に注意したいのがエネルギーで、時間が経つにつれ少しずつ減っていき、無くなるとロボコップは倒れてしまう。モタモタしていると最後までもたないので迅速に行動しよう。途中落ちてるバッテリーを拾えば少し回復する。

階段の昇降がしにくいのも困りもの。階段の前で上か下を押せばいいのだが、昇降ポイントから少しでもズレているとダメで、ドット単位で合わせなければならない。昇降ポイントは何度かやっていると心眼で見極められるようになるが、この辺は慣れの問題であり要練習。階段を下りられず、小刻みに屈伸しながら進むロボコップを見ていると少し笑えるぞ。

ロボコップ
ロボコップ

特別難易度が高い訳ではないが、2面以降に進めないヘタレ筆者の腕ではこれ以上、ロボコップの魅力を紹介することは困難である。頑張って先に進みたいという気力はあるのだが、中途半端に力の入ったデモシーンとアクションシーンのヘッポコさとのアンバランス性が、筆者を脱力させている原因かもしれない。

ロボコップ
ロボコップ

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