ナイトライダー
対応機種 | |
ハード | ファミリーコンピュータ |
ジャンル | レース |
発売元 | パック・イン・ビデオ |
発売日 | 1988年9月30日 |
正義のドリームカーで悪を成敗!
80年代に米国で放映された特撮ドラマが原作の近未来レーシングゲーム。
「行くぞKITT!」「ハイ、マイケル!」という決まり文句に心当たりのある方は、ある程度お歳を召した方でありましょう(笑)。
ご存知(?)、米国の人気ドラマ「ナイトライダー」をゲーム化したものがこれで、日本でも放映された時期があるのでご記憶の方もいらっしゃると思います。
内容は主人公マイケル・ナイトが、相棒でスーパーな性能を誇るドリームカー「ナイト2000」(通称KITT)と共に巨悪へ立ち向かうという物語で、筆者はこの少しダサめの三枚目風な主人公が好きでした(失礼!)。
このドラマで凄いのはKITTの近未来を思わせるボンドカーも真っ青な性能で、ジャンプはするわ、完全武装してるわ、いきなり400kmくらい出るわで下手な軍隊より強そうである。
そして最大の売りは、KITTには本物の人間のように会話し、感情を表現する人工知能が搭載されているところだ。このマイケルとKITTの掛け合いがドラマの魅力の一つで、ジョークを交えつつ時には涙し、派手な戦闘シーンも満載で、小さい頃に結構楽しんで観ていた記憶があります。
ちなみに、KITTは"Knight Industries Two Thousand"の略称。
ただ、ドラマだけにしていればよかったものを、ファミコン化したのが運の尽きだったようです。
(;´д⊂)
ゲームは普通のレーシングにシューティング要素を加えた感じで、無理矢理な擬似3Dの画面を延々とかっ飛ばしながらミッションを遂行していくものである。
スタートするといきなりDEVONから「君とKITTの力が必要になった」とか言われ、よく分からないうちに陸軍の武器庫からP.I.V爆弾が盗まれ、その犯人を追跡するべく発進することになる。展開が唐突なのでドラマを知らないとついて来れないだろう。驚異的な遅さのメッセージスピードと機械的なタイプ音も見所の一つだ。テレビの音量を上げているとビックリするので注意。
操作は十字キーでアクセル、でブレーキ、でハンドリング、Aボタンでショット、Bボタンでジャンプ、セレクトボタンで武装切り替えとなっている。
最初は米国西部のロサンゼルスからスタートし、幾つもの都市を経由しながら追跡戦をする訳だが、各面では時間制限があるし、敵の攻撃でダメージを受けるし、挙句にはガソリンまで減るわで結構厳しいものがある。いずれかがゼロになると即ゲームオーバーなので、無駄の無い行動が要求される。
レースが始まり、Aボタンの機銃をバリバリ撃って他車を破壊しながら先を急ぐが、どうやってもステージ半ばで時間切れとなってしまう。「これはどういうことやねん」と思いつつ何度かプレイしていると、どうやら青い車を破壊するとタイムが5~6秒減ってしまうことに気がついた。敵だと思って破壊していた車は、一般ピープルだったようです。
スマンかった。(;´∀`)
赤い車は敵で、近づくと弾を撃ってくる。
こちらの当たり判定が異様にでかくて回避が困難なため、機銃を数発撃ってすぐ横へ回避する"ヒット&アウェイ"を心掛けよう。全て倒す必要はなく、時間が迫っていることもあるので邪魔なヤツだけ排除するようにしよう。
Bボタンを押すとピョ~ンと高らかにナイト2000がジャンプする。こういうドリームカーにはやはりジャンプは欠かせない要素だ。
欠点は、跳んでいる間に道路が全く見えないのと、ガソリンを大きく消費してしまうこと。
浮遊感がなかなか気持ちいいが、着地地点に車がいると追突して止まってしまい、なんとも情けないやら……。
画期的な機能だとは思うが、ゲームでの有効性は微妙。忘れていいかも。
気を取り直して先を急ぐ。
時々出て来る黒いトラックと黄色の車はアイテムを出すのでキッチリと回収しよう。
黄色の車は破壊すればOKだが、黒いトラックは破壊するとなぜかタイムが減るので注意。
後ろから追突すればアイテムを吐き出すぞ。
ゲームの攻略としては、時間制限がありモタモタしているとすぐに死んでしまう仕様なので、基本的にアクセルは開けっ放しで、他車を避けながらとにかく先を急ぐことが重要。
ジャンプはガソリンを消費するので極力しない方が賢明だろう。
ステージの最後にはボス戦があるが、だらだら戦っては時間が掛かるので、接近して武器を連射しまくる短期決戦が有効。もしあればレーザーとミサイルもガンガンぶっ放そう。
ただ、首尾よくステージクリアしても結局ボスには逃げられてしまうので、また次の都市に向けての再出発を余儀なくされる。背景が少し変わるだけで基本やることはずっと同じであり、繰り返しているとモチベーションの低下は免れない。
全く変化しないBGMを聴き過ぎて頭がトリップしないよう注意が必要だ。せめてドラマのように「ハイ、マイケル!」くらいは音声合成で無理にでも喋らせてほしかったところだ。
ドラマは面白いのだが、ゲームも面白いかと言われると正直微妙なところである。
もし日本でこんなのが走ってたら一瞬で道路交通法違反で捕まってしまうだろう。
でもよく考えたら他の一般車も平気で300kmくらい出してるんですよね……。(´・ω・`)
ナイト2000の性能も滅茶苦茶だが、敵も弾は撃つわダイナマイト投げるわで一歩も譲らない。
……80年代の米国はそんなに荒れていたのか?
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これは知りませんでしたw
また元々が深夜のドラマなのにそれをゲーム化していたとはw
是非今の技術力で再度ゲーム化してほしいですw
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現在の技術でこれをゲーム化したら大変な事になりそうです(´∀`)
レーザーは撃つわ、ジャンプはするわで凄いでしょうな。
Xbox360あたりでゲーム化すれば米国人に受けそうなんですがね~。