レリクス暗黒要塞
対応機種 | |
ハード | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
ジャンル | アクション |
発売 | ボーステック |
発売日 | 1987年4月10日 |
「おまちください、おまちください、おまちください……」
君は、脅威の読み込みラッシュに耐えられるか!?
パソコンからの移植作品。主人公は実体が無い存在で、「他の生物の肉体に乗り移って活動する」という一風変わったアクションゲーム。ストーリーが重厚で渋い世界観が持ち味だが、あることが原因でそれらの殆どが霞んでしまっている。それは何かと言うと他でもない、読み込み回数の異常な多さである。
少し進む度に「おまちください」。画面が切り替わって「おまちください」。ハシゴを昇って「おまちください」。下からジャンプして「おまちください」。そのまま下に落ちて「おまちください」。死んだら「Aめんにせっとしてください」……。
とにかく、何かコトが起きる度にデイスクシステムの「カタコトカタコトッシャー……」という読み込み音を聞かされる訳だ。おかげでテンポもへったくれも無く、大人になった今でも当時の記憶を思い返すと、とにかく読み込みが多かったゲームという思い出しか出て来ない恐ろしいゲームである。
だが、自分で言うのも何だが当時の筆者の忍耐力は驚異的であり、何とこのゲームをクリアしたことがある。読み込みの嵐にも関わらずそれに耐え抜き、見事クリアしたのである。今では絶対不可能だろうが、唯一筆者が誇れる要素がこれだ。少ない小遣いをはたいて買ったゲームは、たとえつまらなくとも最後までやり込んでいた幼少時代……。一種の精神修行のような崇高な意識を持ってプレイしていたものであります(ウソだが)。
ゲーム内容に軽く触れると、主人公が乗り移れる肉体は多数あるが、一番オススメは魔術師。飛び道具を無限に撃てて、敵に近づくことなく撃退できるのでほぼ無敵状態と言っても過言ではない。そのまま最後まで行きたいところだが、残念ながら終盤で「最強の人間っぽい人」に乗り移らなければならない。そうしないとクリアできないらしく、非常に残念。
飛び道具最強だったのに、何でわざわざ剣で闘うかな…(´・ω・`)。