謎の村雨城
対応機種 | |
ハード | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
ジャンル | アクション |
発売 | 任天堂 |
発売日 | 1986年4月14日 |
任天堂が放つ時代劇風アクションゲーム。難易度は高めだ。
ディスクシステム第二弾で、第一弾『ゼルダの伝説』に似たタイプに仕上がっているこのゲーム。主人公鷹丸を操作し、村雨城を目指し数々の敵と戦う痛快アクション。
鷹丸の武器は刀と飛び道具で、いずれもAボタンのみで繰り出せる。通常は飛び道具を発射するが、敵の近くでは自動で刀に変わるという具合だ。重要なのは刀によるアクションで、敵の手裏剣を打ち落とすことができるので重宝する。飛び道具は弾数制限がある(初期装備の短刀は無限)が、敵が出す巻物を回収することで増やせる。たくさん出るので弾切れを起こすことはほとんど無い。ケチらずに撃ちまくった方がいいだろう。
ステージは全5面構成、青雨城・赤雨城・緑雨城・桃雨城・村雨城の順に攻略していくことになる。各面の最初は宿場からスタートし、道中を経て城へ乗り込み城主を倒すという流れになっている。はじめは易しいが、後半になると鬼のような難度になるのがこのゲームの特徴。あらゆる方向から敵の忍者が湧いてきて一斉に鷹丸目掛け攻撃してくるので、少しも気を抜けない状態となる。そのため、プレイヤーには敵の手裏剣を確実に打ち落とすテクニックと冷静さが求められる。
更にこのゲームの難易度を上げている要素として、ライフ制ではあるものの、たった3目盛しかなく割とすぐに死んでしまう点。回復手段に乏しいので、なるべく攻撃を喰らわないのが重要となる。なお、体力回復の印籠が出現するポイントは決まっている上、画面を切り替えれば何度でも取れるので、出現場所を覚えておこう。
出てくる敵キャラは大部分が忍者系で、黒、白、赤、点滅など様々な色の忍者が登場する。気を付けたいのは赤忍者と点滅忍者で、赤は打ち落とせない炎を飛ばして攻撃してくる。点滅は倒すと爆発するので、刀で斬ると巻き込まれダメージとなる。これらの敵は最優先で倒そう。
道中の要所で出る中忍は少し強く、一度倒せば出現しなくなる。投げてくる爆弾に注意しつつ迅速に倒すことが大事だ。そして最後に待つ城主はそれほど強くないものの、一緒に出るザコの方がやっかいでむしろこっちの方がキツイ。長期戦になると不利なので速攻でたたみかけた方が良い場合が多い。
最後の村雨城だけは道中のステージが無く、城内のみとなる。これまでの嵐のような攻撃とは裏腹に、村雨城内はそれほど厳しくない。ここまで来たらクリアは目前なので頑張ってラスボスを撃破しよう。苦労した割りにエンディングはかなりあっさりしているので拍子抜けすること請け合いだ。