ドラゴンクエスト

対応機種
ハード	ファミリーコンピュータ
ジャンル	RPG
開発	チュンソフト
発売	エニックス
発売日	1986年5月27日

RPGの王道。伝説はここから始まった！
今や国産RPGのメジャータイトルとなったゲーム。その一番最初の作品です。

この時代のゲームはもっぱらアクションやシューティングが主流であり、当時はRPGなんていう単語は聞いたこともありませんでした。なので、初めてコレを見た時はかなりの衝撃を受けたことを覚えています。特に驚いたのは、パスワード（復活の呪文）を記録することで、電源を切ったところから再開できる点。今でこそセーブ・ロードは当たり前ですが、当時のお子様にとっては一大発明だったことでしょう。そして、ドラクエといえばパスワード入力ミスに関する思い出が蘇る人も多いことだろうと思います。当然、筆者もその一人です。

個人的な話をすると、筆者は貧乏だったので復活の呪文を書き留めるモノは大体、新聞広告チラシでした。ただパスワードを書くだけだと、その時のゲーム進行状況がわからなくなり、他の呪文と比べてどれが最新のものか区別がつかなくなってしまうので、「レベル何々」とか「どこの町まで行ってる」などの付加情報をチマチマ書き加えて、子供ながらに学習していたものです。しかし、どんなに注意して書き留めても間違えてしまうことがあり、「じゅもんがちがいます」という無機質な言葉で突き放されることも少なくありません。今にして思えば、復活の呪文を書き留めるという行為は、国語の授業を受けていたようなものだな、と自分流に解釈しています。

ゲーム内容はといえば、もはや説明不要なほど有名。本作はロトシリーズと呼ばれる三部作の第一弾であり、ゲームシステムは以降のシリーズに受け継がれている。今では携帯電話に移植されるなど、当時では誰が想像したであろうかという展開になっています。これからもこのシリーズは永久？に続いていくことでしょう。