クラックス
対応機種 | |
ハード | PCエンジン |
ジャンル | パズル |
発売元 | テンゲン |
発売日 | 1990年8月10日 |
やめられなくなる面白さ!中毒性あります。
タイルを並べて消していく、PCエンジンの良作パズル。
割と最近のゲームですが、今回はKLAX(クラックス)を紹介したいと思います。最近と言っても平成直後ですけど…。
画面の奥から運ばれてくるタイルをパドルで受け止め、任意の場所に落としていこう。同じ色のタイルを3個以上並べれば消えるので、これを繰り返しながらクリア条件を目指す。見事条件を満たせば次の面へと進める。
基本は縦3個で、場所も取らないので最も簡単な分、スコアも50点と低くなっている。次いで得点が高いのが横3個で、こちらは1000点。そして最も高得点なのが斜め3個で、難度が高い分、スコアも5000点となっている。これらの基本を踏まえ、各面のスタート時に提示されたクリア条件を満たしていく訳だ。条件の内容は、「○○○点取れ」、「斜めに○回揃えろ」、「タイルを○○回受け止めろ」等と様々。
パドルは一度に5個まで受け止めることが可能で、それ以上は下に落としてしまう。タイルを落とすと「うわー」という悲鳴が出て、何か悪いことしたような気分になるぞ。落とすとドロップメーターが満たされていき、MAXになるとゲームオーバーとなる。下のエリアがタイルで満たされてしまってもアウトなので注意が必要。この辺りはテトリスでお馴染みのシステムだ。
一応、パドルで受け止めているタイルは十字キーで上方に投げ返すことが可能。どうしても凌ぎ切れない時や、狙った色のタイルを受け止めたい時に使おう。ただし、投げ返すタイミングが悪いと、他のタイルと横一列に並んでしまったりして、受け止めが非常に困難になる場合がある。また、十字キーでタイルの流れを早く出来ることも覚えておこう。
消したタイルの上に積み上がっていたタイルは、空いたスペースの分だけ落下するので、連続でタイルを消すことも可能。いわゆる連鎖と呼ばれるテクニックで、狙うにはちゃんと計算してタイルを積んでいく必要がある。ここはプレイヤーの頭脳の魅せ所だ。一度に大量に消すと、その分高得点をゲットできる。
そして、最大の腕の魅せ所は「ビッグエックス」という技。斜め3個を同時に4つ消すという、文字通り、大きなエックスの形になることからそう呼ばれる。凄い得点が入るだけでなく、かなり先の面までワープ出来るというご褒美付きだ。是非とも一度は狙ってみたい。全ての色の役割を持つワイルドタイルを中央に持って来るのがコツ。
BGMが無く、タイルが消える時のクリアな音だけ響き渡る静かなゲームだが、その独特の雰囲気も相まってか、やり出すと不思議にやめられなくなるスルメゲームだ。「暇だな~」ていう時にやるのが吉!