検証4 有名人の名を冠したゲーム
昔は何と多かったことか、有名人が関与若しくはプロデュースしたゲーム。
タイトルを見れば誰のゲームか一目瞭然!
今でも有名人を取り上げたゲームは数あるが、その歴史は古代ファミコン時代にまで遡る。昔から実に多くのタイトルがリリースされ続けてきたものの、悲しいかな、そういうゲームは得てして面白くないモノが多かった(涙)。
今回は、そんなゲームの数々を一覧にまとめてみようというのが目的。自分の好きなタレントや、贔屓にしている有名人の出したゲームをゲットする際の目安になれば幸いです。それではいってみましょう。
- ゲームのタイトルに有名人の名前があるものが対象。(愛称・略称でも可)
- ファミコン限定ですが、今回はディスクシステムも含めました。(少ないから)
- 発売が古い順に並べましたが、発売日は未掲載。(調査が大変なので…)
- シリーズ化している作品の場合は一作目のみ掲載。
- 歴史上の人物や、漫画・アニメ・映画キャラ等は除外。
タイトル(メーカー) | 名前(職業) |
本将棋内藤九段 将棋秘伝(セタ) | 内藤國雄(プロ棋士) |
たけしの挑戦状(タイトー) ファミリートレーナー 突撃風雲たけし城(バンダイ) たけしの戦国風雲児(タイトー) | ビートたけし(タレント) |
高橋名人の冒険島(ハドソン) 高橋名人のBUGってハニー(ハドソン) | 高橋名人(ハドソン社員兼名人) |
さんまの名探偵(ナムコ) | 明石家さんま(タレント) |
森田将棋(セタ) | 森田和朗(プログラマー) |
所さんのまもるもせめるも(エピック・ソニーレコード) | 所ジョージ(タレント) |
井出洋介名人の実戦麻雀(カプコン) | 井出洋介(プロ雀士) |
山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件(タイトー) | 山村美紗(作家) |
マイクタイソン・パンチアウト!!(任天堂) | マイク・タイソン(プロボクサー) |
ジャンボ尾崎のホールインワン(HAL研究所) | 尾崎将司(プロゴルファー) |
松本亨の株式必勝学(イマジニア) | 松本亨(経済評論家) |
シュワルツェネッガー プレデター(パック・イン・ビデオ) | アーノルド・シュワルツェネッガー(俳優) |
谷川浩司の将棋指南II(ポニーキャニオン) | 谷川浩司(プロ棋士) |
カケフ君のジャンプ天国(ビック東海) | カケフ君(元子役) |
中嶋悟 F1-HERO(バリエ) | 中嶋悟(元F1レーサー) |
TM NETWORK Live in Power Bowl(エピック・ソニーレコード) | TM NETWORK(音楽グループ) |
田代まさしのプリンセスがいっぱい(エピック・ソニーレコード) | 田代まさし(元タレント) |
ラサール石井のチャイルズクエスト(ナムコ) | ラサール石井(タレント) |
寺尾のどすこい大相撲(ジャレコ) | 寺尾(元関脇) |
エモやんの10倍プロ野球(ヘクト) | 江本孟紀(元プロ野球選手) |
井崎脩五郎の競馬必勝学(イマジニア) | 井崎脩五郎(競馬評論家) |
黒鉄ヒロシの競馬大好き!勝馬伝説(日本物産) | 黒鉄ヒロシ(漫画家) |
田村光昭の麻雀ゼミナール(ポニーキャニオン) | 田村光昭(プロ雀士) |
水島新司の大甲子園(カプコン) | 水島新司(漫画家) |
千代ノ富士の大銀杏(フェイス) | 千代ノ富士(元横綱) |
赤川次郎の幽霊列車(キングレコード) | 赤川次郎(作家) |
ジャッキー・チェン(ハドソン) | ジャッキー・チェン(俳優) |
ゴルビーのパイプライン大作戦(徳間書店) | ミハイル・ゴルバチョフ(元ソ連大統領) |
舛添要一 朝までファミコン(ココナッツジャパン) | 舛添要一(衆議院議員) |
中山美穂のトキメキハイスクール(任天堂) | 中山美穂(歌手) |
リサの妖精伝説(コナミ) | 立花理佐(歌手) |
光GENJI ローラーパニック(ポニーキャニオン) | 光GENJI(ジャニーズグループ) |
…以上、有名人が絡んでいるゲームタイトル一覧でした。
実に様々な職業の方々がゲームになっているのが興味深い。ファミコン時代は飛ぶようにソフトが売れた時期だったので、多方面の方が飛びついたのは納得できる気がします。(メーカーの都合でしょうが…)
これらの中には完成度の高い作品もあり、成功を収めた事例も多数あるので探してみるのも面白いでしょう。例えば、小説家や作家が監修したアドベンチャーゲームは良作が多い。人気作家はゲームになっても面白かった、という良い見本ですね。
ファミコンの性能は決して高くはないですが、そのポテンシャルを引き出すのは作り手次第であると言えましょう。他にも色々なジャンルのゲームが有名人により生み出されているので、興味のある方は是非やってみてほしい。
しかし、中には本当に本人が監修したのか疑わしく思える作品もあり、そういうヤツは残念ながら面白さはイマイチといったところ。出せば売れるということもあり、時代の波に乗ろうとした意向は分かるのだが、筆者の感ずるところでは「ファミコンだと思ってナメるんじゃねえ!!」と言いたくなるのが正直なところです…。(あくまで個人的な意見です)