#3 電池の話

前回はゲーム&ウォッチの話をしましたが、今回は「電池」の話を少々…。
昔は数百種類ともいえるほどゲーム&ウォッチがありましたが、それらのほぼ全ては電池が無いと当然遊べません。一口に電池と言っても種類が数多くあります。その中でも最も身近なものといえば、恐らく単三電池でしょう。大体これを使用するゲームが多かったものですが、単一電池を数本使うデカイものもありました。
それからボタン電池。任天堂製のゲーム&ウォッチによく使われました。小さいのですぐになくしてしまいがちで、一旦落としたりしたら机やタンスの下なんかを探し回ったものです。

そして次は、幼い頃の筆者が相当なインパクトを受けたものです。小さい頃、初めて買ってもらったゲーム&ウォッチはバンダイの『天国と地獄』でした。見た目は小さな女性用のコンパクトみたいな感じで、折りたたみ式のボディ。フタを開く雰囲気はニンテンドーDSのようにも見えます(似てないが)。そして、下画面に液晶と操作ボタンがあり、上画面には横長の何かのパネルが…。これこそが「太陽電池(ソーラーパネル)」でした。

太陽電池は当時から電卓なんかに使われていましたが、これをゲーム&ウォッチに持ってくるという発想が素晴らしく、感動した…というのは少し大人になってからで、当時の筆者が一番喜んだのは「永久に使える」「電池を替える必要がない」ということでした。今にして思えば永久に使えるわけがなく、数年経てば太陽電池そのものが劣化するんですが…。無知な筆者は手放しで喜んでたのがなんともマヌケだ。このソーラーシリーズものはあと何種類かありましたが、ほとんど覚えてないのが残念です。

最近の携帯ゲーム機はだいたい内蔵バッテリーが組み込まれており、ACアダプターも使えたりするので電池そのものを使用する機会が減ってしまいました。もしかするとゲームに電池を使わなくなる時代が来るかもしれませんが、その時は「こういう便利なモノがあったんだよ」と孫の代にでも話してみようと思っています。まあ年寄りの戯言と言われそうですが、思い出はいつまでも忘れないようにしたいと思います。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です