#4 ファミコン誕生!

筆者の青春時代の象徴ともいえるファミコン。一つの時代を築いた怪物ハードだった。

NEWファミコン
写真はNEWファミコン

筆者が初めてファミコンをゲットしたのは、確か小学校低学年の頃だったと思います。
この頃(昭和後期)はまだ家庭用ゲームの黎明期で、セガSG-1000やエポック社カセットビジョン等の他社によるハード戦争が繰り広げられていた時代だった。現在で言うと「PS3 vs Xbox360 vs Wii」みたいな構図でしょうか。思えばこの三國志のような状態はこの頃から既に存在していたのでした。

ただ筆者は貧乏だったので、ゲームに興味はあったが、いかんせんハードが買えなかった。当然、友人の家に遊びに行くわけですが、当時で覚えているのは、カセットビジョンを持っていた知り合いの家で『木こりの与作』を遊ばせてもらったこと。もの凄くデカいドットが特徴でインパクトある映像が魅力のカセットビジョンだが、そこは好奇心旺盛なお子様。豊かな想像力でチープなグラフィックを脳内変換し、擬似リアル画面でプレイしていたものです。こういう経験って今では出来ないと思います。

やがて紆余曲折を経て、我が家に登場することになるファミコン。どうやってゲットしたかはイマイチ覚えてないが、確か兄が知り合いから格安で譲り受けたように思う。それからは、少ない小遣いをコツコツ貯めては中古屋と行き来するという生活が始まるのでした。正式には「ファミリーコンピュータ」というが、最初から「ファミコン」と略して呼んでいた。誰が言い出したか定かでないが、特に意識せずそう呼んでた記憶があります。この辺は不思議な感覚があるが、同じような感想を抱いた人は少なからずいたと思う。別にどうでもいいことでしょうけど…。(´・ω・`)

どうでもいいと言えば、初期型ファミコンのコントローラのボタンは四角かったのは有名な話。ゴム製だったので、すぐに取れてしまったのが懐かしい思い出です。後に発売されたバージョンではプラスチック製の丸型に改良されました。

数え切れないほどのゲームを稼動させてきた我が家のファミコンだったが、残念ながら母親が誤ってコップの水をかけてしまい、そのままお亡くなりになった。自分の中で一つの時代が終わった瞬間だった。これまでファミコンから貰った思い出の数々は死ぬまで忘れないでしょう。そして自分を育ててくれたファミコンという存在に対し、心から敬意を表したいと思います。

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