魔界島 -七つの島大冒険-

2010-06-22 2023-11-25

saizo

対応機種
ハード	ファミリーコンピュータ
ジャンル	アクションアドベンチャー
発売元	カプコン
発売日	1987年4月14日

新しい島に行くのが本当に楽しかった。
海と島が舞台の冒険スペクタクル。
探検家の気分を味わえた。

アーケード版『ひげ丸』をベースに謎解き要素をプラスしてファミコンに移植したものがこれ。

海洋冒険ロマンといえば、10人に8人くらいは「ワンピース」と答えるかもしれないが、残り2人はきっと『魔界島』と答えるであろう。（そうであってほしい…）(´･ω･`)
昔はこのゲームでいっぱしの"海の男"を気取って未知なる島に乗り込み、ワクワクしながら冒険したものである。

主人公モモタルーを操り、帆船を駆って大海原を航海しながら不思議な島々を冒険し、どこかにあるという伝説の海賊キャプテン・ビアドの財宝を探し出すのが目的。
タイトルにあるとおり、主な冒険の舞台となるのは7つの島。
基本的には、島の奥にいるボスを倒して次へ進むという流れで、各島へ上陸するには鍵が必要。
おおまかに説明すると、ゲームスタートしたらまず停泊中の海賊船を探し出し、船長を倒して鍵を入手。次に、手に入れた鍵で上陸可能な島を探し出して乗り込み、ボスを倒してクリアしたらまた海賊船を探す……という感じだ。

海賊船の船長とは頻繁に戦うことになるが、ナイフの回避が難しい上にこちらのタルを撃ち消すのでなかなか手強い。島のボスより強いくらいだ。無闇に攻撃してもタルを消費するだけで効率が悪いので、ジャンプの着地を狙うのがベターだ。

最初につまづきがちなのは、やたら広くて迷いやすいマップである。
海賊船と島の入口を探す時、単調なグラフィックから目印を見出すのが非常に困難であり、自分がどこにいるのか分からなくなってしまう。一応ゲーム後半で海図が手に入るが、海上ではなぜかアイテム使用画面（セレクトボタン）が開けないので海図が見られないというダメポイントがある。
面倒だが、チラシの裏にでも手書きで海図をしたためた方が後々のためになるぞ。海上ではAボタンを押しながら移動するとスピードが上がるので覚えておこう。

一つ注意してほしいのは海賊船に乗り込む時で、動いている海賊船は何も出さず、時間と体力の無駄になる。鍵を出すのはじっと動かない海賊船なのでちゃんと区別しよう。

攻略する島の順番は決まっており、それぞれの特徴は以下のとおり。

1　クック島

原住民が暮らす森に囲まれた島。
島の奥に謎のモノリスがそびえ立つ。

2　カース島

不気味な宗教団体が巣くう洞窟の島。
ある条件を満たすと究極の武器が手に入る。

3　マーメイド島

人魚がいると言われる湖の島。
大イカは倒せないので注意しよう。

4　ヘビ島

『魔界村』の魔物を封印している塔がある。
特別出演としてアーサーも登場する。

5　ドクロ島

血の川が流れドクロが舞う死の島。
上陸するには呪いを解く必要がある。

6　オオカミ島

ひげ丸軍団の本拠地で、ビアドの墓もここにある。
重要な謎解きがある。

7　ジャックナイフ島

島全体が氷に覆われており、歩くと滑る床が特徴。
穴に落ちると超絶ダメージ。

モモタルーの基本操作は、十字キーによる上下左右の移動、Aボタンでジャンプ、Bボタンで岩やタル等を掴んで投げる。画面左上にある数字はモモタルーの体力（初期値は1000）を表しており、敵弾に当たる・敵に接触・穴に落ちる等で減少。残機制は無く、ゼロになると即ゲームオーバーとなる。

セレクトボタンを押すと、現在所持しているアイテムとパスワードが表示されるので、ゲームを中断したい時はパスワードを控えよう。敵を倒すと得られるスコアがそのまま体力値になるシステムで、一度の攻撃で複数の敵を倒すとスコアに倍率が掛かるので、なるべく意識すると体力がより増えてお得だ。

島内では画面切り替えでマップを進め、隅々まで歩いて回るのが基本。
どこかにいるボスを倒すだけで無く、情報収集や謎解きもする必要がある。
このゲームの謎解きは難しい部類に入り、得られた情報を丁寧に整理していかないとクリア出来ない。
情報を得たら必ずメモを取ることを勧める。特に重要なモノリスは後半に解読可能となるので、訪れた際はやはりメモしておこう。後で必ず必要になる。