ファイナルファンタジー XIII
対応機種 | |
ハード | プレイステーション3 |
ジャンル | RPG |
発売元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2009年12月17日 |
ゲームというより映画に近い?
FF誕生から22年…。
全世界が注目する中、「XIII」が遂に解禁!!
思えばここ数年、筆者は据え置き機のRPGを全くプレイしていない。
7月に『ドラゴンクエストIX』を遊んだが、これは場所を選ばない携帯ゲーム作品。
筆者の世代でRPGと言えば、やはりテレビに向かって遊ぶスタイルを指すのである。
まともにテレビに向かってガッツリRPGに取り掛かるというのは、この作品が本当に久し振りとなる。
残念ながら画面写真はSD画像なので少々粗いです(本物の映像はゲロ綺麗)
そんな筆者がいきなり最新作『ファイナルファンタジーXIII』(以下、XIII)に挑むというのは少々刺激が強かったかもしれない。
ファミコン第一世代の筆者が予備知識も無しにXIIIを体験するのは、幼稚園児に日本酒を一気飲みさせる様なもので、画面に映し出される異次元の映像には、全くもって開いた口が塞がらない。下手なCG映画を凌駕する作り込みに「一体どんだけ金かけやがった!!」と逆ギレするくらいの美しさには改めて驚かされました。そして、モニターの映像出力は可能な限りHDMIで行うことをお勧めします。
さて、このXIIIであるが、言わずと知れたFFシリーズの最新作で、PS3のマシンパワーとスクウェア・エニックスの技術によって、グラフィックの美しさは言わずもがな、作り込まれた世界観、心に残る音楽等、ゲームの枠組み部分を見ると、どうにも素晴らしいとしか言いようが無い。
ここまで来ると「綺麗で凄くて当たり前」みたいな感じだったので、批評すること自体意味が無いかもしれない。なので、筆者としては「昔のユーザー視点」にこだわってシステマチックな部分に着目しレビューしてみたいと思う。
物語は「コクーン」と呼ばれる世界の片隅から始まる。
導入部分から派手なアクションシーンでプレイヤーを引き込み、お得意の映画的手法で展開されていく。この辺は予想どおりだったが、一通りプレイしてみて思ったのは、とても丁寧に作られているゲームだな、というのが最初の感想だった。
世界観が独特で専門用語もバンバン出て来るものの、メニューの「オートクリップ」という項目で詳しい解説をいつでも確認出来る。
ストーリーが進行する、或いは新しい用語が出て来た時は、画面にサインが現れてオートクリップ更新の通知をしてくれるので、プレイヤーが置いてけぼりを喰わないよう配慮されている点は好印象。
説明書を読まなくても、ゲームの中身は全て「オートクリップ」で理解出来るようになっていた。
さすがにRPGを作り慣れているスクウェア・エニックスらしい仕事振りが伺える。
導入部はチュートリアル形式になっており、操作の基本から戦闘システムまで、懇切丁寧に指導してくれるのも嬉しい。(スキップすることも可能)
筆者は慎重派なので、説明書を読破した上でやり始め、更にチュートリアルは全て受講、オートクリップも更新する度に確認しながらゲームを進行させていった結果、チュートリアルが終了する頃には5時間程が経過していた。
導入部だけでもこれだけのボリュームなので、これからどんな冒険が繰り広げられるのかとても楽しみである。
ゲームの要、戦闘はATB(アクティブ・タイム・バトル)で、IVから始まったお馴染みのシステム。
時間経過でATBバーが溜まっていき、満タンになったキャラから行動を起こせるというアレだ。
ただ本作はそのATBが更に進化し、非常にスピード感溢れるものになっている。
時間の流れがあるのは従来と同じなのだが、ATBバーが複数に分割されており、バー1本分でいくつかのアクションが可能となっている。更に、キャラ毎に「ロール」という戦闘スタイルがあり、それらを編成したものを「オプティマ」という。
説明が難しくて申し訳無いが、この辺もチュートリアルで詳しい解説が入るし、後からオートクリップでも確認出来るので安心。最初は複雑なイメージがあり少々戸惑ったが、やっている内に慣れてくると思う。
ここで少し気になったのは、誰がどの敵を狙っているのかが分かりにくかった点と、与えたダメージ・受けたダメージが分かりにくい点。
単に筆者がヘッポコなだけかもしれないが、特に受けたダメージはちゃんと見ておかないと、いつの間にか瀕死に追い込まれていたりするので、ノリに任せて調子に乗って戦っているとえらい目に遭う。
しかし、死んでも戦闘開始直後からやり直せるのは親切だった。
キャラクターの成長システムは独特で、メニューの「クリスタリウム」という項目で行う。
キャラクター毎にCP(クリスタルポイント)があり、それを消費して盤上のコマを進め成長させていくというシステムで、Xの「スフィア盤」に似た感じである。
従来の経験値を溜めてレベルを上げるタイプでは無いので、古いゲーマーは軽いカルチャーショックを喰らう。筆者も「敵を倒しても経験値が出ないな~」と思ってしまったので、更に説明書を読んだりして何とか意識改革を行った次第です。
読み込み(ロード)に関しては、ほとんど気にならなかった。多分バックグラウンドでやってんだろうな~って感じで、待たされている気がしなかったのは素直に良かった。
『ドラゴンボール レイジングブラスト』で鬼のようなロードに慣れていたせいか(失礼!)、ストレスはほぼ皆無と言っていい。また、ムービーシーンから戦闘へと移行する時も非常に自然で、ほぼシームレス。ゲームが中断することはほとんど無く、かなり快適だった。
インストールしていないにも関わらずこのスピードなので、ここはスタッフの頑張りに拍手を送りたい。(ちなみにハードディスクインストールには対応していない)
全体的に見ると良作の部類に入るのは間違い無いが、強いて不安点を挙げるとすれば、カメラワーク(視点操作)がある。
カメラの操作方法はコンフィグで4種類から選択可能で、リバース・ダイレクト両方に対応している。操作に関しては問題無いのだが、自キャラの移動とカメラ操作を同時に行うことになるため、画面がかなりグリグリと動くことになり、人によっては酔い易いかもしれない。
幸い筆者は昔『アフターバーナー II』で鍛えていたせいか、3D酔い耐性があるので平気だが、長時間プレイしていると目も疲れてくるのは確か。適度に休憩を取ろう!
ゲームはまだ全然序盤なので、現段階で全てのレビューは無理だが、先が気になる作りは相変わらずで、気が付けば、どっぷりとこのファンタジーな世界でファンタジーしちゃってた自分が居ることに気付いた。
時間を忘れてゲームに没頭したのっていつ以来だろうか。
( ´∀`)
世間の評価は様々あるでしょうが、筆者は純粋に楽しめたということを締めの言葉とし、引き続き冒険のワクワクを味わいたいと思う。
最後に、YouTube公式トレーラーを掲載しておきます。
全国ニュースで流されてたヤツです。
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Bullcatさん、こんばんは。
そういえば自分もTVでRPGやったのってドラクエⅧかFFⅩ-2位が最後だったかも(笑)
なんか皆さん、今回のFF買われてるようなので凄くやりたくなりました・・・。
それにしても、ⅠとⅩⅢの同時紹介はなんか感動しました。
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こんにちは、インベ太さん。
FFはやっぱり楽しいですね。
XIIIは良質なDVD映画観ているような感じで凄いですよ。
いい時代になりましたね( ´―`)
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映像が本当にすごい。その後に他のゲームをすると特にそう思います。
オプティマ覚えた辺りから戦闘が忙しくなりますね。
まだ序盤?ですがゆっくりやっています。
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ペケペケさんもXIIIをプレイされているようですね。
自分もかなりスローペースでやってますが、とにかく映像が美しいの一言に尽きます。
戦闘は結構ゴチャゴチャしてて、何かよく知らない内に終わってたりしますね(笑)。仲間がAIで動くから尚更そう思います。